Eno.637 楠木・R・ルーシー

禁煙6日目その7

………前回の日記、どれだけ寝ぼけて書いてたんだ私は…ちっとも読めないじゃないか、えぇ…?


……気を取り直して。花火を上げた後、微かに汽笛のようなものが聞こえるようになってきた。
救助船がこちらに気づいてくれるのも、そう遠くない筈だろう。
が、そんな良いニュースも束の間。悪いニュースも幾つか浮上してきた。

一つは、救助船に食料や諸々が積まれてないという万一の可能性を想定した一式が必要になるかもしれないという事。
そしてその一式を作るにも、ベルトなどの手に入りにくい材料や保存食、医療セットが必要になるという。
実際に必要になるかどうかは抜きにしても、その支度はしておいた方がいい。

そしてもう一つ。
遭難者同士での不和だ。
この極限状態では本性が顕になる、とは前にも書いたが、様々な出来事が積み重なり、互いに陰口を叩いている状況。
仲良くしろ、とは言わない。私にもそういうのは居たし。それでも、この状況で互いにそうなっているのは良からぬ事を引き起こすきっかけになりかねない。

…2つとも、残り少ない期間で解決するのはかなり困難だ。おちおち煙草が欲しいなんてのも言ってられない。


───本気で取り掛かるよ、皆を生還させる為に