真実の書 十八頁目
一週間に一度船が通るというボトルメールの内容を信じるなら、
僕らの漂流生活は既に後半戦にさしかかっている。
そんな中、僕らはこの暑い夜の中で、
俳句大会と花火大会、
そしてそれに合わせて歌う鶴岡君のライブを楽しんだ。
……。
こう書くと、上の句と下の句の支離滅裂さがすごいな。
鳴り響く大砲の音のリズムの中、歌い踊る歌姫。
倉庫には金銀財宝が詰まって、
それを囲う人々は美味しそうな料理を手に、
陽気な酒盛りを始めている……。
僕が通りかかる船の船員だったとしたら、
絶対海賊の宴か何かだと勘違いすると思う。
あと、俳句大会については、
僕の照れ隠しで素直に感じ入ってくれている子の
邪魔をしてしまったのは良くなかったな。
ああいう所は直さないといけない。
それに、涙こそ流さないけれど、
父を想っているのは本当の事だ。
あまり心配してくれなければ良いんだが……、
してるよなぁ、絶対。