Eno.78 淡島陽葵

27.星、船

浜辺には船が寄港しました。まだその姿形を見ていないけど、手荷物が必要か葉山くんが確認してくれました。
なくても大丈夫なんだって。
 急に肩の力が抜けた感じがして。

島を飲み込み始めた海水にやられかけたナメさんにの救助をしてたら自然と一番の笑顔がはじけました。

みんな分の脱出セットを作る、
 確かにここに流れ着いたのは26人だ。
みんな、帰るべき場所か次の旅に向かうそう信じたくてひたすら、島で取れる食材でできる限り人らしい食事を作り続けることで、
"帰ることを選択しない人がいるかもしれないこと"を否定し続けた。

 もしも、あの石が本来の形を取り戻したら。
  きっと、























「ここの空気ははなれないね、何度きてもさ。」


島の遥か向こうの水平線を進む一隻の船、
淡島元村地区で我々が誓った言葉を現実にするため、なにもないが"なにか"に満ちた海を突き進んでいる。