Eno.431 眞月 千宵子

東雲のナイトキャップ

この島は数日で海に沈むと、あの便箋には書いてあった。
島生活も間もなく7日目の朝。"数日"というには十分な時間が経っている。
みちるや蜜喰は汽笛の音が聞こえたと言っていたが、島が沈むまでに船は来てくれるだろうか。

そんな思考を巡らせているとどうにも心が落ち着かず。
なんかまた泣いてしまいそうだったので……拠点の陰でラム酒を飲んでいたら、いつの間にか寝ていたみたいで。
空はもうすっかり明るくなった。

なんだか向こうが騒がしいな。どうしたんだろう。