Eno.483 辰砂

無題

船が来ていた。

なーんだ。って気持ちと、この島を離れたくないなって気持ち。

でも知ってんだ、俺。
この島の陸地が徐々に無くなってきてるってこと。

海面上昇でも、地盤沈下でもなく──いや、分からない。
でもとにかくそういうこと。

やだなぁ、この島、離れるの。