真実の書 十九頁目
この日、てくの君全面監修の脱出船、
『孤島脱出』号は、無事に出立を祝うボトルを割って、
大海原へと漕ぎ出した。
この進水式にあたっては、
源君の涼やかな衣装で身を飾った者たちへ、
鍋島君の珠玉の中華料理フルコースが振舞われた。
御伽屋君も僕も、
旨かったっけ、テンション上がっちゃって
もうH〇T LIMITさ。
嵐の時にやれと言われてた気もするが、
それは僕もそう思う。
また、カイト君からは非常に手の込んだ、
個性ある脱出セットが各々に授与され、
思い出深いお土産まで出来てしまった。
こうした催しは、
僕らに否が応でも漂流の終わりを意識させる。
ここに流れ着いた日には、
それを『寂しい』と思う日が来るなんて夢にも思わなかったな。
TIPS:
普段から肌が出ていると着込んだ時にかえってドキドキする♤