Eno.333 豪麗 芽斗

豪麗の日記 イクニチ

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ポポちゃんたちに会いたい。
もさお、タルタルも元気にしているだろうか。

両親がいるので世話は問題ないだろうが……
あまり間が開くと、俺のことを忘れていたらどうしようと思ってしまう。

考えただけで目頭が熱くなった。

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皆、やさしく向きあってくれるが
やはり言葉がうまく出ないのは不便だ。
考えたあと、少しずつしか喋れない。

この生活において情報伝達は重要なのに。

俺のこれは脳機能の障害ではなく精神的なものだと
先生が言っていた。

悩むたび 加害者がトラウマに苛まれる権利があるのかと思うが……。

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最近、寝る前にちいかわのつづきを考えている。

最後に読んだ更新はモモンガが……ラッコ先生に……
というところだったと思う。

ラッコ先生はつよい。おそらくやられはしないだろう。
きっと皆で助けに行くのだろうな。

シーサーとくりまんじゅうも行くかな?
俺はくりまんじゅうも強いと思う、戦っているところが見たい。

でもなるべく平穏に済んでほしい。

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あいつのことを思い出す。

試合で大変なことをしてしまったが
あの後から親交が始まったのが不思議だ。
リハビリの手伝いが許されるのなら、と
申し出たのは俺だが……。

本来申し出るのは非常識だろうが、
ラウンドを重ねる中でお互い何か芽生えるものがあったから……これは当事者以外にはあまりわからないものかもしれない。

あいつには

「俺をリングに立てなくしたくせに
 ボクシング辞めるな」

と言われている。

でもあれからの俺はクソみたいな負け試合しか出来ていない。
それもそれで申し訳が立たず、やはり辞めたいと思ってしまう。

また力に溺れるのはこわい。

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ここでの生活は相変わらずハードだ。
しかし皆は毎日何かしらの楽しみを見つけていて偉い。

俺もこのごろ木工や、ちょっとしたものづくりが楽しくなってきた。
こういうことをやるのは何部なのだろうか?
帰ったら調べよう。

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御伽屋はここでもマリメをやっている。
俺は以前あいつにやらされたクソコースを忘れない。

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スパーリング不足を感じる。
する方というより……だが。

ジムでは後輩や社会人会員の相手をしている。
ライトスパーなのだが、俺は丈夫なので強めに打ってもらってる。対人とバック相手じゃ要領が違うから。

なんというか、一心にパンチを受けていると不思議な充足感があるのだ。

あの感覚が足りない。

鍋島あたりに頼もうか。
怒られる気がするな。

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セキセイインコの匂いについて考えながら
探索していたら1日が終わった。

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