Eno.42 終末兵器

わくわくむじんとうにっぽう.51

彼がよく働いているのも知っている。

みんなを思って動いているのも知っている。

しかして、多少突っ走りがちというか。

自分の身を顧みずにいる。


なぜ探していたか、理由は知らずにいるものの。
きっと自分のエゴを孕んだ行動である。
エゴ、というものは。
突き通すには、周りに迷惑がかかるものであること、ゆめゆめ忘れてはならない。
だから考えなければいけない。

が。

しかし、まあ驚いた。
大切なお守りじゃないのか、それは。

置いていくとは思っていなかったから。結局。倉庫に戻したのだけれど。

夢見の悪い自分のそば。

心配するように、守りを置く。






繊細な、優しき人だと思っている。

それでも、どうしても叶えたい願いがあったのだろうから。


祈りは果たされるべきであろう。





──王冠!

まさかそんなものが得られると思っていなかったから、飛び跳ねる心地となった。
どうやら彼の手作りのよう。