Eno.196 月白 橘花

7日目

花火を打ち上げたおかげか、砂浜の方に救助船が来たという話を聞いた。

……よかった。これでみんな助かる。
無理をした身体を拠点の隅に横たえながら、近くに来てくれたイサナちゃんを撫でる。
限られた物資、いつ来るか分からない救助。
ずっと不安で動き回っていたのは、きっと何人かにはバレているかもしれない。
イサナちゃんにも窘められるように尾びれぺしぺしされたし……。


とはいえ後は助かる為に船に乗るだけ。
立つ鳥跡を濁さず、とはいうけれどこの食材の量食べきれるかな……。