愛してる
日付感覚がなくなりそうだったけど、もうすぐ、このシマに漂着してから1週間が経とうとしている。
最初の頃は、どうすればいいか分からなくて、みんな生きることに必死で、
まずは必要なものを作ってかき集めて、不安だったりなんとなく楽しかったりして。
でも。
4日目の朝に、『賢人会議』でてくのと上居くんから『孤島脱出』作戦についての発表があった。
そして、その夜にはミナくんが格付けチェックを企画してくれた。
5日目の夜は上居くんが男子会を企画していたから、対抗して女子会を企画した。
6日目の夕方にはすうらが句会を開催してくれた。
その夜は花火大会を開催した。花火大会のつもりが、勢いあまってライブしちゃったけどさ~
そして、7日目の朝。
わたしたちの船、『孤島脱出号』のお披露目と、進水式が行われた。
進水式では、ナベくんが腕を振るって料理を作ってくれて、満漢全席になった。
生きるのに必死だったはずのわたしたちの無人島生活は
無人島とは思えないくらいの豊かな生活と、
さながら文化祭のような盛り上がりを見せた。
嘘と秘密を隠し通すために、教室では壁を作っていたはずが、クラスメイトとも仲良くなれた気がするし、クラスが一丸となれたような気がした。
何よりこのクラスが好きになったんだ。
もしここまで無事に臨海学校を終えて、学校に帰ってこれたのだとしたら、きっと卒業まで、クラスの皆との間に壁を作り続けていたかもしれない。
イベントが一つ、また一つと終わる度に、このシマともお別れなんだなぁ、と嫌でも思い知らされる。
本当に、文化祭の表彰式と、軽音同好会の体育館ライブが終わるときのような感覚だ。
もう少し、クラスみんなでやるサバイバルを楽しみたかったなぁ、という気持ちと、
早く帰って学業もアイドルも頑張る生活に戻りたい、という気持ちとが入り混じって、心がぐちゃぐちゃになってしまいそうだ。
でも、もしこの生活が当たり前のものになってしまったら、キラキラした思い出も、わたしなりの"愛"も、全部色あせてしまいそうに思えた。
アイドルはファンの理想でいなきゃいけない。
わたしの知る由もない、実らなかった恋路から目を背けて、二人だけの幸せを応援していたことは、わたしの新しい秘密で、アイドルとしての黒歴史だ。
だから、やっぱり、全部海の底に沈んじゃえばいい!
明日から何食わぬ顔で『偶像』をやるために。
それがわたしなりのクラスへの愛と、ファンへの贖いだから。

最初の頃は、どうすればいいか分からなくて、みんな生きることに必死で、
まずは必要なものを作ってかき集めて、不安だったりなんとなく楽しかったりして。
でも。
4日目の朝に、『賢人会議』でてくのと上居くんから『孤島脱出』作戦についての発表があった。
そして、その夜にはミナくんが格付けチェックを企画してくれた。
5日目の夜は上居くんが男子会を企画していたから、対抗して女子会を企画した。
6日目の夕方にはすうらが句会を開催してくれた。
その夜は花火大会を開催した。花火大会のつもりが、勢いあまってライブしちゃったけどさ~
そして、7日目の朝。
わたしたちの船、『孤島脱出号』のお披露目と、進水式が行われた。
進水式では、ナベくんが腕を振るって料理を作ってくれて、満漢全席になった。
生きるのに必死だったはずのわたしたちの無人島生活は
無人島とは思えないくらいの豊かな生活と、
さながら文化祭のような盛り上がりを見せた。
嘘と秘密を隠し通すために、教室では壁を作っていたはずが、クラスメイトとも仲良くなれた気がするし、クラスが一丸となれたような気がした。
何よりこのクラスが好きになったんだ。
もしここまで無事に臨海学校を終えて、学校に帰ってこれたのだとしたら、きっと卒業まで、クラスの皆との間に壁を作り続けていたかもしれない。
イベントが一つ、また一つと終わる度に、このシマともお別れなんだなぁ、と嫌でも思い知らされる。
本当に、文化祭の表彰式と、軽音同好会の体育館ライブが終わるときのような感覚だ。
もう少し、クラスみんなでやるサバイバルを楽しみたかったなぁ、という気持ちと、
早く帰って学業もアイドルも頑張る生活に戻りたい、という気持ちとが入り混じって、心がぐちゃぐちゃになってしまいそうだ。
でも、もしこの生活が当たり前のものになってしまったら、キラキラした思い出も、わたしなりの"愛"も、全部色あせてしまいそうに思えた。
アイドルはファンの理想でいなきゃいけない。
わたしの知る由もない、実らなかった恋路から目を背けて、二人だけの幸せを応援していたことは、わたしの新しい秘密で、アイドルとしての黒歴史だ。
だから、やっぱり、全部海の底に沈んじゃえばいい!
明日から何食わぬ顔で『偶像』をやるために。
それがわたしなりのクラスへの愛と、ファンへの贖いだから。
