Eno.919 クーツェ・イゼール

遭難日数10日目(!)記録 クーツェ

最後のレシピ”???”に向けた挑戦は全員の協力があって材料をそろえることができた。
そこから作り上げたものは”星の記憶”と言うもので語られた事実はこの世界の海についてだった。

元は海ばかりでむなしくも乏しい世界でそれらに挑み続けたが結果としては匙を投げることが多かった。
神秘、魔法、科学、奇跡できることを何でも試してみたらしいく、いつからか海は意志を持つようになった。
やがてある技術者が世界の境界を開いた。

・・・このことで僕を含む遭難者が集まったのだろう。

結果としてもたらされたのは世界に対してのゆがみ。
それすらも飲み込んだ海は他の世界から資源を集めては海を吐き出すという。

あの場では言わなかったがこれは海水ごと餌をとって、海水だけを吐き出す、まるでフジツボや貝のエサの取り方に似ていた。

石碑から読み解いたことから人の欲望、傲慢から始まって僕らはそれに巻き込まれたらしい。
唖然として言葉を失ったがここで動くことをやめるのは海に喰われることと同じ。

遠方から聞こえた汽笛の音にハッとして動き出す。
全員で組み上げたこの船に足りない信号弾の作成に取り掛かる。