わくわくむじんとうにっぽう.54
◇おうじの!あったことリスト
・食事会
めちゃくちゃ食べたであるな?!!?!
と、いうよりは。
エポラ殿が俺の喉の調子の悪さに気がついたが故、口の中にshootされエキサイティングになった飴玉を舐め、ゴロゴロとしていたら何やら口の中にめちゃくちゃ食べ物が突っ込まれているようだった。
いや〜〜皆料理が上手である!!!!素晴らしい!!!!!我のお腹大満足!!!!
特に俺は猪鍋が良かったように思う。
無人島でがっつり食べれるフードであるな〜、猪肉!
野性の旨みを堪能したのであるぞ〜。
赤子の君もパンケーキを作っておった!美味すぎる。将来は天才シェフになれるであるな。成長が早くて素晴らしいのであるぞ〜〜!!!
メインディッシュからデザートまで!我も何か載せれば良かったが、あいにく手元に何も持っていなかったのが仇だとなった!
夜にはまた何か載せたいものであるな〜。
赤子の君もけぷ、とお腹いっぱいにしているようであった。赤子であるからな〜〜、よくよく食べろ、よく食べろ、で、あるな!!!!
ところで愛情やらノリやらとはなんだったのであるか………???
確かにあいをかんじておったし、ノリノリにはなったのであるが………あれはいったい……??
あとは、そうであるな。
黒髪の君の様子が少し変であった。まるで忘れてしまったような。
まあ、しかし。
そういうこともあるのだろうて。
はろー、はろー、ハローワールド。
人は人と繋がるためにハローとこんにちはを繰り返しているのである。
で、あるならば、もし忘れていたのだとしても、何度もハローを繰り返せばいいのだ。
知性ある物は対話を交わせるから、対話交わせる限りは、何度でもコールをして。
そうして、また繋がれば良い。
何より、相変わらずうさぎの君とは仲良しであるようだったしな!安心安全である!
・うむmaster
うむmasterであるぞ!!!!!!
うむ、ニシュ殿もカンザキ殿と“とてもなかよし”のようだが、ま〜〜あれは確かにニシュ殿も苦労するであろうな〜〜〜!
で、あるからしてうむになっていたわけであるな〜。
うむmasterはアヒル少佐よりずっと階級が上であるからゆえ、遠慮なくいくと良いぞ。自信を持つが良い!!!!
花火を上げるタイミングはいつでも狙っておるぞ!
◇ ◇ ◇
──ああ。
今日も星空は美しい。
美しい輝きを持って空にある。
それに手を伸ばすたび──
やりきれない気持ちと、身体中の熱と。
耳元で、何をしているのという罵倒が聞こえている。
それに対する返答を返さずに。
ただただ薄ら笑っていた。
◇ ◇ ◇
──随分物騒な御伽話はまだ続く。
それらは2台出来上がった。
片方は予備として、一度、地中深く埋め立てられている。
もしも間違いで起動させてしまったら大変だから。
起動した瞬間、自動的に飛んでいく兵器。
確証の実験は、似たような機械を使って行われていたんだ。
爆発するような物は載せず、星に向かっていくだけの飛行体。
それが確かに星に向かって飛び出し、真っ直ぐに向かって行ったことを観測していたんだ。
計算の結果、搭載しても上手くいく。確信を持って。
それらを、宇宙側の人も観測していた。
攻撃か?と思いきや、それだけの機会にせせら笑う。
土地を失った者たちは随分と暇をしているようだ。
負け犬の遠吠え。
空から落ちてきたもの達は盛り上がっている。
水の星にもとより住まうもの達は不安がっていた。
生きる領域を分けていたから、なんとなくでしか伝わらなかったけど。
かつてあった宇宙エレベーターなるものの作りかけの残骸が、形を変えていくのは遠目に見ていてもわかったわけだから。
が、それらの不安は、ただただ、日常の中に消えていく。
そも、不安を覚えたのも、日常的に見かけるものが変化したから、不安を抱えていただけの話であった。
彼らは平穏を望み、変化を望まない。望まないが故に宇宙に行かなかった。
理由を持って、空からのもの達に反乱するような心持ちはない。
彼らは穏やかさと、優しさを持ち、争うことを放棄したからここにいる人々の末路であり。
何かに対し、戦うという術はとうの昔に放棄している。
から、それは確かに実行に移されることとなったのだろう。
──星を滅ぼす終末兵器。
復讐と祈りの結合体。
それの発射の日が来て、いた。
◇ ◇ ◇
「どうかツキ・ステーションまで届いておくれ」
「あの星を破壊して」
「俺はここまでユニットを動かして戦ってきたのに、負けた瞬間にこんな場所に落とされている。勝ちのあいつらに、まだ反抗がしたいんだ」
「私は取られてしまった星に住んでいたの。住民はみんな水の星なんだわ。ここにいたって仕方がないの。息子は空で散ってしまったのに」
「ツキ・ステーションから主星の火星へと向かっている途中で、自分の住まう星がやられたのを知った」
──戦火に巻き込まれない人々もいた。
戦火に巻き込まれた人もいた。
宇宙というのは広いから。
そんな中で、星を撮られて、ここへと島流しにされた人々は。
疲れちゃってて。
「私も本当はあそこに戻りたかった」
「理不尽だと思わないか」
「あいつらに一泡吹かせたいんだ」
「…」
「あいつらに終末をもたらせてくれよ」
「我々の勝ちだと笑わせておくれ」
終末を見れたら笑えるような気がしたのだ。
粉々になって、虚無にいたる。
あっはっは。
なんて、乾いた笑いを、ここで、声を上げて。
何もかもをめちゃくちゃにしたいような感情に駆られていた、もとは星取合戦を終わらせようと働いていた科学者は。
ツキ・ステーションが失われたら、大打撃なことがわかっている。
ついで、遠くの星にはきっといけなくなり、大切なものを失った人が多くなることがわかっている。
ぜえんぶ、メチャクチャにして、おしまいにするための。
デウスエクス・マキナの終末兵器。
たっぷりの祈りを載せているくせ、責任はAIに任せている。
他責をしている。
無機質なものに。