Eno.704 アスエリオ

アスエリオの幕間8


《周辺人物録》

【クロード・
  シュヴァルツ】


  ◇

 ジェミニの後で、チームに入ってきた人。黒い髪に銀色の瞳を持つ、無口だけれど心優しい剣士。彼は感情をあまり表に見せないから、何を考えているのか分からない

 彼の異能は怪我の治癒。彼が光るその手で触れれば、どんなものでも対象の怪我が治る。けれどその代償として彼は、治した対象の傷をそのまんま、自身に負う

 相手の傷を自分に移して、自分だけが苦しんで。そんな異能なのだけれど、クロードは生まれつき痛覚が鈍いらしく、痛くないから平気だよと笑う

 痛みとは危険信号だ。それをあまり感じられず、そんな異能を持ち、常に前線に立って剣を振るうクロード。彼に危うさを感じるのは私だけ?

 “ジェミニ”に来る前は流浪の剣士をやっていたとか、そんな話を聞いている