Eno.502 多比良 夜伴

【-どうでもいいはなし・5-】

──夜伴の手記。


・雨男
なんか流れ着いてた。馬鹿。
絶対無事に帰す。


・もやし
白くて細いからもっと物食うべき。
なんかどっかで見たことある気がする。…覚えてないってことは咎人では無いはず。
ライターがかっこいい。


・毛玉
かわいい


・あやしい奴
別になんかしたわけじゃないが、咎人と似た雰囲気がする。
窮地にこそ素がでるもんだ。人より先に荷を心配したのがひっかかる。
…まあ、人生と財産かけた荷物だったりするのかもしれないが。


・赤いの、派手なの、その他
赤いのは犬みたいだ。良い奴。無事で良かった。
派手なのは話した事ないが、なんか面白かった。ぬいがや拝んでたし多分こいつも良い奴。
あとなんか料理うまい未亡人みたいな奴とか、はっぱつけてた奴とか、ちびっことか。
小さいの達は島で大変だろうな。
面倒みよさそうな、なんか眠そうな顔した奴もいるし多分大丈夫だろ。


・不審者
見たことない。
きのこ見せてくるらしい。変質者かもしれん。


・島
変な島。
バウムクーヘンみたいな実とかカロリーメ○トみたいな実とか、バランが落ちてる。
風呂も灯台も作れるとんでもないトンチキ島。
あと気候がめちゃめちゃ。
石碑を見るに、この島は何度もいろんな物や生き物を取り込んでいるようだ。
しかし何で沈むんだろうな?
なんにせよウサギがかわいいからなんでも許せる。



異界だと思っていたけど、そうではないのかもしれない。
悪夢を一度も見なかったし、監視するような付き纏う視線も感じなかった。
もしかしたら、他の奴らを名前で呼んでも問題なかったんだろうか。

………だめだな。
試すのは、怖い。またあんな風に誰かを巻き込むなんてごめんだ。


もしもまた、あの視線を感じない場所に訪れる事があれば…次は試してみるのもいいかもしれない。