Eno.137 トプラ・プリーステス

水底

まさか自分が、ウミウサが、
海の底へと沈む文明を作る側になるとは思いもしなかった。

生きたい。生きたい、生きたかった。
いくつもの願いを波間に溶かし、深い青に飲み込んで、
海は今日も変わらずに揺れている。

こんなふうに見えていたのか、私たちは。
託された文明を享受して、私は今まで何を。

そう思うといても立ってもいられなくなって、
今度は、私が託す番だと洒落込むには、少々野暮ったいけれど、

これを、どうか受けついではくれないだろうか。