Eno.17 ドリフテッド・ドリカ

『救難船来航、そして出航! 希望の朝日を拝むまで』

「……」

「船、来た……」


ボトルメッセージの内容を信じていなかったわけではない。
決して、生還の希望を失っていたわけではない。

それでも。

やっぱり悲願の瞬間は、それを一瞬だけ疑ってしまうものだ。

「……やっと帰れるんですよね、わたし」

「……よかったあ」