『星の記憶』
御伽屋くんのマジックショーがあった。
最初は、絵面がシュールなことを除けば、ちょっと規模の大きな手品って感じだった。
箱から出てきたススギ、本当の天使みたいで綺麗だったなぁ。
それに、人間の言葉を喋る、三角関係のオカピもなんだか笑っちゃった。
でも、途中からは手品の域を超えていたような気がする。
だって、ミイラ化してたパトラが復活して、『星の記憶』を空に掲げたんだよ?
意味わかんないよね?クラスメイトがミイラ化してるのもわけわかんないし、そこから手品で復活したのも意味わかんないし、『星の記憶』を空に掲げたのもカオスすぎる。
その前にやった、カードを使った寸劇?……儀式なのかな?も、なんかすごかったよね!ターン!ドロー!とかいうやつ。何かのゲームなのかな?今度みんなに聞いてみよっかな。
とにかく、理解できたのは、目の前に絶景が広がったことと、『星の記憶』がわたしに語りかけてきたってことだけ。
沈みかけたシマが、シマを取り囲む海が、いつも不安定な天気をずっと気にしていつも見上げていた空が。
拠点が、砂浜が、岩場が、離島が、漂着船が。
全部ぜーんぶ、綺麗な光に包まれて、星そのものの記憶を、語りかけてくるんだから!
そうして、クラスのみんながパトラの復活を喜んで、『星の記憶』を共有して――御伽屋くん達のマジックショーは閉幕となった。
途中からわたし、たぶん口をあんぐりと開けて、一言も喋ってなかったと思う。こんなとこ見られてたら、ちょっと恥ずかしいな。
*
星の記憶
詞・曲・歌 鶴岡せらら
あの日の景色 奇跡の光
いにしえから伝わる魔法
そんなおとぎばなしのような
星の記憶
先も見えないまま 地図も開けないまま
いつかの奇跡だけ信じて
走ったり足掻いたり笑ったり泣いたりしたね
それも美しくってさ
もしも こことは違う世界があって
海の向こうで繋がってたとしたら
ここに流れるのはきっと
どこかの世界の音楽
光はわたしにキラリ光って
海は静かに波を打って
未来の喜びを伝えるんだ
風はわたしの背中を押して
耳元で囁いて
「絶対に 絶対に 笑えるよ」と
船に乗って旅に出ようよ
航路は奇跡が教えてくれる
おとぎばなしに書いてある帰り道辿って
星の記憶が語りかけるよ
「僕も君も欲張りなんだよ」って
さ 行こうよ
記憶も未来もいっぱい胸に抱いて

最初は、絵面がシュールなことを除けば、ちょっと規模の大きな手品って感じだった。
箱から出てきたススギ、本当の天使みたいで綺麗だったなぁ。
それに、人間の言葉を喋る、三角関係のオカピもなんだか笑っちゃった。
でも、途中からは手品の域を超えていたような気がする。
だって、ミイラ化してたパトラが復活して、『星の記憶』を空に掲げたんだよ?
意味わかんないよね?クラスメイトがミイラ化してるのもわけわかんないし、そこから手品で復活したのも意味わかんないし、『星の記憶』を空に掲げたのもカオスすぎる。
その前にやった、カードを使った寸劇?……儀式なのかな?も、なんかすごかったよね!ターン!ドロー!とかいうやつ。何かのゲームなのかな?今度みんなに聞いてみよっかな。
とにかく、理解できたのは、目の前に絶景が広がったことと、『星の記憶』がわたしに語りかけてきたってことだけ。
沈みかけたシマが、シマを取り囲む海が、いつも不安定な天気をずっと気にしていつも見上げていた空が。
拠点が、砂浜が、岩場が、離島が、漂着船が。
全部ぜーんぶ、綺麗な光に包まれて、星そのものの記憶を、語りかけてくるんだから!
そうして、クラスのみんながパトラの復活を喜んで、『星の記憶』を共有して――御伽屋くん達のマジックショーは閉幕となった。
途中からわたし、たぶん口をあんぐりと開けて、一言も喋ってなかったと思う。こんなとこ見られてたら、ちょっと恥ずかしいな。
*
星の記憶
詞・曲・歌 鶴岡せらら
あの日の景色 奇跡の光
いにしえから伝わる魔法
そんなおとぎばなしのような
星の記憶
先も見えないまま 地図も開けないまま
いつかの奇跡だけ信じて
走ったり足掻いたり笑ったり泣いたりしたね
それも美しくってさ
もしも こことは違う世界があって
海の向こうで繋がってたとしたら
ここに流れるのはきっと
どこかの世界の音楽
光はわたしにキラリ光って
海は静かに波を打って
未来の喜びを伝えるんだ
風はわたしの背中を押して
耳元で囁いて
「絶対に 絶対に 笑えるよ」と
船に乗って旅に出ようよ
航路は奇跡が教えてくれる
おとぎばなしに書いてある帰り道辿って
星の記憶が語りかけるよ
「僕も君も欲張りなんだよ」って
さ 行こうよ
記憶も未来もいっぱい胸に抱いて
