Eno.544 シャロル

最後の

ここで書く、最後の日記。
最後じゃないかもだけど、島の沈み方がすごいから多分最後。
いつも以上に雑に書いていこうかな、徒然草みたいな感じ。

そういえば、徒然草知ってる人どれだけ居るんだろ。みんな来たとこ違うんだろうけど。
僕ですら何処で知ったか忘れてんだから、全員知らないこともありえるかな。

知らないこと…まだまだ無限にあるなぁ。みんなのことも、此処のことも。
みんなの事はこれから知れるけど、島のことは…あ、スシちゃんに聞いてみよ!植物を調べてるとか言ってた気がする。気のせいかも。

ってところで砂浜に来たんだけど、やっぱり賑やかだね。昨日まではあの拠点の方が賑やかだったのに。

あ、レックスがシカさんと話してる。別れを邪魔するのもなんなので、驚かすのはまた今度にしておく。

ルナも話してる、何か渡してるみたい。液体?
サクッと読唇してみたけど、「れい」って単語しか分かんなかった。お礼のこと?
確かに色々してもらったのに、楽しむ姿を見せる位しかできてない。
大陸戻ったら、レアな魔物の肉や異国の食材でも持ってってあげよう。旅人の腕の見せ所だね。

そういえば、船って2つあるんだったか。
どっち乗ろう…マージで決まってない。乗るときの気分で決めてもいいかな。
ちょっと島をぐるりとしてこよう。

離島に行ったら獅子谷くんがいた。変わった物多いって言ってた。わかる。
話しかけたが、気づかずにどこか行ってしまった。島を見回っているのだろうか?

森林に行ったら僕が木を切った切り株があった。薪が持ちきれなくて、割ってから拠点に帰ったのを思い出す。

岩場に来た。僕が写真を撮る前、みんなここで叫んでたんだよね。
実はリルリルに声かけようか迷ったけど、結果的にはかけなくて正解だったかな。

幽霊船…の疑いがかかっている船に来た。レックスに渡した指輪、此処で見つけたのを細工したんだよね。水色の宝石も、見つかって良かった。

拠点に来た。本当に、ここで色々な事があった。
浄水器を見せた、シカさんの料理を食べた、僕が虹色のどじょうになった、花火を見た、仲よさげなみんなを見てニヤニヤした、メイド服を着せて着せられた。
その他にも、色々。思い返す間に、取り残されそうなくらい。
それは流石に良い思い出にはできない、そろそろ帰ろうかと思ってたら獅子谷くんに見つかった。
やっぱり見回りなのだそう。友達思いなのか、それとも職業柄だったり?


(ここで紙はちぎられており、違う紙に続きが書いている。)


なんかヘンタイ扱いされた。
何でだ、思い出の物持って帰るのは普通じゃ…?いや、多分獅子谷くんの「メイド好き変態」が発端だ。あんにゃろう。僕はメイド服自体じゃなくて…まぁいいや。
だって、みんなが少しでも楽しめてるならそのくらい些細なこと。


たぶん、みんなとは少し会えない。船も違うし。
でも、行き着く先は同じはず。少し時間がかかったり、回り道もするかもしれない。
でも。僕は待ってる。
僕だけじゃなくて、みんなもきっと。
あの食事、あの花火、あの笑顔…あ、もう書いたか、こんな感じのこと。

まあ良いや、とにかく!




また会おうね、みんな。