Eno.2 ロン

さようなら、むじんとう

もうすぐこのしまがしずむ。

おみやげをつくり、たべものもたべられるぶんだけたべた。

そうなんしゃたちとは、つづきはふねのうえでたべようってなった。

なのかかん。

ながいような、みじかいようなむじんとうでのひびがおわっていく。

いろいろあった。

たのしいことも、つらいことも、いろいろだ。

でもそのぶんおもいでがたくさんできた。

かかえきれないほどたくさんだ。

たったなのかかんのつきあいだったそうなんしゃたちともおわかれだ。

このさき、たぶんあうことは、ない。

でも、おれはわすれない。

このしまにいたやつらを。

すきでもきらいでもかんけいない。

そうなんというなのえんでであったひとたちだ。

みんながぶじにそれぞれのばしょにかえってそれぞれのせいかつをおくれることをいのろう。

それぞれのせいかつ。

おれも、むきあわないといけない。

あいつらがいまも、そのげんじつにむきあっているんだ。

おわりのみえないせかい。

おれはまたあるきだす。

どんなばつがこようとも、むくいがこようとも、もういちど、うけとめよう。

どうしておれが、おれたちがしらないむじんとうにながれついたのかは、わからない。

でもこれはきっと、ひとときのきゅうそくであってしれんだったのかもしれない。

しらないせかいをみることで、はじめてあうひとたちとふれあうことで、おれたちになにかをきづかせようとしていたのかもしれない。

それで。

おれが、このむじんとうできづいたことは、




いや、ひみつにしておこう。




そろそろじかんだろうか。

なごりおしいけれど、おれは、おれたちはかえるんだ。

ちゃんと、おわかれをいおう。







さようなら、むじんとう。






























てか、どうやってもとのせかいにかえれるんだ?