Eno.522 後部 倫太郎

船出

「もう出発か~」


いい生活だった。
最初こそメシも水もなくて地面と同化しそうだったけど
仕事すれば毎日肉とか魚とか食えて
あったかいフロに入れて
雨が降ればシャツとかは洗えたし。

そこになんでかハテコーのやつらがいて
みんな笑ってる。

もしかしたら夢なのかもしれないな。
そんな都合のいいことあるわけがないし。



ああ、でも、
魔法なら、あるのかもしれない。