Eno.186 Leonhard.H.P

理想の土地

自由の身となった一方で、私は居場所を失った。
現在地すらわからない、文化の様式も違う場所で一人残された私が感じたのは、孤独であった。

見た目の影響か、話の通じる相手に会うこともままならない。
当然、顔見知りに会える保証などもあるわけがなかった。
顔見知りとの再会は早々に諦め、私は私で一人静かに生きようと考えた。きっと彼らはどこかで変わらぬ日々を送っている筈だ。

・コーヒーを淹れられる環境であること
・極力人がいない場所

一人で活動するにあたって、私が意識したのはこの2点。彷徨った末にようやく、それらしい場所……住み心地の良さそうな島を見つけた。
このような場所であれば、きっと私は一人で――