Eno.325 鮫島飛鳥

Epilogue -鮫島飛鳥-

少し先の未来。

無事リリースされた『温泉ジョーズ』は、温泉から温泉へとワープする謎のサメが出まくる狂気のB級映画としてコアな人気を博し
中の人が見えそうなボロボロのサメはツッコミどころしかないと面白がられ、ネットミーム化。
サメ映画としては異例のフィギュア化が決定した。


その頃、鮫島飛鳥は舞台の上にいた。


「みんな~~~~~~~!!!今日は生憎の雨だけど、来てくれてホントにありがとう!!!
いつも言ってるようにさ、みんなの苦しみや悲しみ、アタシは全部はわかんないけど!!!
SMAのステージ見てる間だけは忘れられるように!精一杯頑張るからさ!!!
みんなも一緒に!!一緒に生きてる時間を楽しもうぜ~~~~~~!!!!!」



いつも大事そうに持っている 壊れた時計 が示す時刻と、実際の時間が重なる。

芸能界の荒波を泳ぐサメが、舞台の中央へ飛んだ。