Eno.862 御神凪 敬

SPELLGUN 忘却魔海⑥



ここに1枚の石碑プレートがある。
高度に魔法が発達しすぎた為に沈んでしまった超古代レムリア文明の何者かが、
“魔の海”ジーランティスで意志なる晶を手に碑文を読む者に対しての伝言板メッセージプレートだ。

そこには――

『研鑽重ね究めた我が術が果ては、やがて海とひとつとなり、多くのものを蓄えるであろう。
 外海の糧を飲み、富める海へと成った暁を我が見ることは叶わぬが、我は既に満たされた。

 沈みゆく我が故郷レムリア、この碑に刻み記し、かの海へと遺さん。
 どうか、意志なる晶を手にこの碑文を読む者が現れんことを祈る。』


――という言葉が刻まれていた。

このメッセージを真摯に受け止め、
星の記憶を回収する事を目的に――

旧魔法文明の禁忌を封印することを目的に
活動する星詠財団に所属する漂着者がこの島にあった。

そして、その財団のエージェントキュレイター
星船からサルベージされた魔法銃の名前にちなみ
“スペルガン”と呼ぶ。