終章
僕達は無事に船に乗って脱出することが出来た。
まあ、目的を別にした二チームに分かれたけれども、それはそれで構わない。
あっちはあっちで楽しく上手くやるだろうし、僕に心配されたくもないだろう。
なんせ酷く嫌われてしまったからねえ、笑い事ではないが。
僕は海域を出たら船を買って、
再びジーランティスへと足を踏みいれるだろう。
天使は飢えない。天使は飲食を必要としない。天使は疲労をしない。
ジーランティスの特異性があるから
完璧に人間の枷から逃れられるとは思えないが、
それでも長い旅路には十分な後ろ盾になってくれる。
それから僕は、権能の一つ『転移』を使うことが出来る。
天界からあの島へ来る直前、座標を上司から聞いておいた。
だから、上手くいかなければ場所のリセットも可能だ、
時間がズレるかもしれないが、それもまあ、意図的なものだ。
あと、イザヤから『カイのぬいぐるみ』を預かっている。
これはちょっと権能に似た使い方が出来るマジックアイテムだ。
運命を引き寄せるのが『調整』ならば、
このマジックアイテムは失敗する運命を破壊するものだろうか。
もっとうまい使い方があるだろう、これの扱いはゆっくりと決めていきたい。
おまけに天使は長寿で不老だ。
つまり、どれくらいでもチャンスはあるということだ。
何度も何度も航海をして。
何度も何度も探しに行こう。
沈みゆくあの島へ。
助けが来るかどうか解らないままの、あの島へ。
君が完全に失われる、その前に。
だから、何時か君へ至ると信じている。
例え僕ではなくても。
君へ辿り着くのはあの子かもしれないけど。
でも、どちらにおいても『もしも』の文面が在るならば。
もしかして、の可能性があるならば。
……誰かが観測してくれたのならば。
……僕達ではない誰かが肯定してくれたのならば!
シュパーズ、君を救出することが、不可能ではない。
僕は――いいや。
『私』は、それを結論付けています。
まあ、目的を別にした二チームに分かれたけれども、それはそれで構わない。
あっちはあっちで楽しく上手くやるだろうし、僕に心配されたくもないだろう。
なんせ酷く嫌われてしまったからねえ、笑い事ではないが。
僕は海域を出たら船を買って、
再びジーランティスへと足を踏みいれるだろう。
天使は飢えない。天使は飲食を必要としない。天使は疲労をしない。
ジーランティスの特異性があるから
完璧に人間の枷から逃れられるとは思えないが、
それでも長い旅路には十分な後ろ盾になってくれる。
それから僕は、権能の一つ『転移』を使うことが出来る。
天界からあの島へ来る直前、座標を上司から聞いておいた。
だから、上手くいかなければ場所のリセットも可能だ、
時間がズレるかもしれないが、それもまあ、意図的なものだ。
あと、イザヤから『カイのぬいぐるみ』を預かっている。
これはちょっと権能に似た使い方が出来るマジックアイテムだ。
運命を引き寄せるのが『調整』ならば、
このマジックアイテムは失敗する運命を破壊するものだろうか。
もっとうまい使い方があるだろう、これの扱いはゆっくりと決めていきたい。
おまけに天使は長寿で不老だ。
つまり、どれくらいでもチャンスはあるということだ。
何度も何度も航海をして。
何度も何度も探しに行こう。
沈みゆくあの島へ。
助けが来るかどうか解らないままの、あの島へ。
君が完全に失われる、その前に。
だから、何時か君へ至ると信じている。
例え僕ではなくても。
君へ辿り着くのはあの子かもしれないけど。
でも、どちらにおいても『もしも』の文面が在るならば。
もしかして、の可能性があるならば。
……誰かが観測してくれたのならば。
……僕達ではない誰かが肯定してくれたのならば!
シュパーズ、君を救出することが、不可能ではない。
僕は――いいや。
『私』は、それを結論付けています。