Eno.101 アストラペの黄金駆動

ボーダーレス・ブルー

爽やかな温度の潮風が吹く。
時々他の船が見えること以外は、ほぼ一面の青が、果てしなく広がっている。

願わくばこの綺麗な景色を切り取って、そっと持ち帰りたいと思う。
でもそれをしまえるのは、記憶の中にだけだ。
だから空と海に一番近い色の宝石をひとつ、ポケットにしまって、オレは帰路を往く。

ふとした時に、この海での思い出を、いつでも取り出せるように。