Eno.483 辰砂

無題

──まぁ、人の身であればの話。
参ったな、これ。

もう適応してきている。
あーあ、期待してなかったし、死ぬつもりもなかったけど。
どこに行っても、最期まで人間にさせてはくれないんだ。

生体因子に取り込まれる前に、顔を出さないと。
陸に上がらないと。
どこに?どこへ?

あれ?
そういえば、どうして適応できてるんだ?
あの島の性質なら、俺はどう足掻いても──……。


あぁなんだ、帰ってきちゃったのか。