無題の音声メモ(7)
「明日はもっと楽しくなるよね、ねっユウちゃん」
「な~んて……」
「馬鹿馬鹿しい割には楽しくやってるじゃないですか。
退路も未来もない身分で」
「そう、もう何もない。
やることはやりました。
だから立ち止まっても許されてるんだろうなあ」
「一時の幸福に逃げたところで、終わりは変わりませんよ。
燃え尽きる直前の凪を引き延ばしているだけ」
「いつか終わるでしょうね。
それが百年後でも明日でも後悔はないですけど」
「イチジクがなんであそこまで生に拘ったのか。
どう見たって先がない文明の残りカスを必死に守ろうとしたのか」
「殺した当時よりは、理解できますよ」
「な~んて……」
「馬鹿馬鹿しい割には楽しくやってるじゃないですか。
退路も未来もない身分で」
「そう、もう何もない。
やることはやりました。
だから立ち止まっても許されてるんだろうなあ」
「一時の幸福に逃げたところで、終わりは変わりませんよ。
燃え尽きる直前の凪を引き延ばしているだけ」
「いつか終わるでしょうね。
それが百年後でも明日でも後悔はないですけど」
「イチジクがなんであそこまで生に拘ったのか。
どう見たって先がない文明の残りカスを必死に守ろうとしたのか」
「殺した当時よりは、理解できますよ」