Eno.626

水音

Eno.626:キノコは樽を処分しました。



誰かが船上から樽を海に捨てました。
手が滑ったのだろう、と多くの人々は気にしないでしょう。



”ともだち ともだち

どっち ともだち”


揺れる中、ちいさなきのこは地平線を見つめます。

船と反対方向。
そこにきっと、ともだちは居る筈だから。