🧪リンカーン朝海と私
朝海と私が出会ったのは小学校のときだった。
ブラジルとの混血で体格も大きかった彼女はひときわ目立つ存在で、
ちょっと浮いてる者どうし馬があった。
河川敷でいろんな科学実験につきあってもらったっけ。
中学にあがる前、朝海のお父さんに凶報があった。
彼女はブラジルにいるお祖母さんの家に帰り、
私はふたたび一人で研究に没頭するようになった。
果ての島高校の始業式のあと、
初めて廊下ですれ違った彼女は、長かった髪を切って、ずいぶん雰囲気が変わってた。
でもすぐにお互いのことがわかって、肩を抱き合って飛び跳ねたっけ。
私たちの高校生活も、
今いるこの船のようなものかもしれない。
同じ空気を共有しながら生活して、どこにたどり着くかはわからない。
ぜんぜんバラバラのところに着くのかも。
できるなら、同じ場所にたどり着きたい。
もう私はひとりぼっちの研究者じゃなくなった。
だからこそ、そこから見える景色を、あなたと分かち合いたいんだ───
ブラジルとの混血で体格も大きかった彼女はひときわ目立つ存在で、
ちょっと浮いてる者どうし馬があった。
河川敷でいろんな科学実験につきあってもらったっけ。
中学にあがる前、朝海のお父さんに凶報があった。
彼女はブラジルにいるお祖母さんの家に帰り、
私はふたたび一人で研究に没頭するようになった。
果ての島高校の始業式のあと、
初めて廊下ですれ違った彼女は、長かった髪を切って、ずいぶん雰囲気が変わってた。
でもすぐにお互いのことがわかって、肩を抱き合って飛び跳ねたっけ。
私たちの高校生活も、
今いるこの船のようなものかもしれない。
同じ空気を共有しながら生活して、どこにたどり着くかはわからない。
ぜんぜんバラバラのところに着くのかも。
できるなら、同じ場所にたどり着きたい。
もう私はひとりぼっちの研究者じゃなくなった。
だからこそ、そこから見える景色を、あなたと分かち合いたいんだ───