Eno.342 天久保 天菜

七日目

すっかり忘れてた

なんだかんだと、ボートはすっぱり完成した。
金銀財宝をどれだけ詰め込めるかの勝負になっていたあたり、
気楽なものだ。

これだけあれば当分は暮らせそうだ。
悪くない、いや、むしろ割の良い出稼ぎだったな、結果からすれば。



無事に帰りつけば、という話だが。
そもそもここどこなんだよ。
ととのの手前気楽に構えちゃいるが、
事はそう単純でもない。

しかし、大海に漕ぎ出す他手もない。
私達の悪運を信じるしかないってことだな。