各人へ宛てられた手紙(一部抜粋)
ロンへ
───ロン、君は聡い子だ。
この"聡い"は知能の意味じゃない。何が必要か、何を作れるか、何が不足しているか。そういった判断力の意味合いだ。
火、斧、釣り竿。灯台、花火、料理──星。
君の作ってきたものに助けられた人がいる事は覚えていてほしい
──どうか、これからの君の人生に幸多からんことを
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
神崎へ
神崎君には色々と迷惑をかけちゃったね。余計な心労を増やして済まないと思ってる
拠点をより良くする計画、君の案から始まったんだね。君のお陰で、無人島とは思えない程の生活を送ることが出来た。衛生面にも気を配っていて、あの時は本当に脱帽したよ
……キミがニシュちゃんとどうしたいかは、私にはわからない。けれど、二人が納得する結末に到れることを祈らせてもらうよ
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
葉山へ
葉山くん、君の明るさやノリの良さには皆が救われていたよ
それに、書き置きに書かれてた木こりマンの絵。アレ、私少し気に入ってた。毎回ちょっとした変化もあったし、最後の日には布集めマンに変化してたのも、ね?
どうか、キミが元いた世界に戻っても。この島と同じように、一緒に過ごす子たちと笑い合ってて欲しい
───追伸。乗り物酔いに効く薬を同封しておいた。あまりにも酷い場合は服用してしっかりと休むこと。………お大事に。
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王子へ
まず、はじめに一つ。あの時、拠点から離れていく君の姿がノイズのようにブレるのを見たとき。私は『君のことを助けられない』と思っていた。だからこそ、エポラやテンメイが君のことを担いで船に飛び込んできた時、率直に驚いたと同時、自分の事をますます嫌いになったよ
気を悪くしないでほしい。責めるつもりはない、ただ、一つだけ言わせてほしいことがある
あの子の事だ。あの子に何も言わず消えようとしたことだけは、強く責めさせてもらうよ
君という存在が何時まで保つか、私には分からない。だからこそ、しっかりあの子と話し、どうするかを言い聞かせてやってくれ
あの子にとって、君は『パパ』なんだから
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ヒナタへ
ヒナタちゃん、君にも沢山心配をかけさせた。本当にすまないと思ってる
キミが皆のために作った料理や、手荷物がいるかもしれないという懸念の気づき。そういった洞察力に酷く助けられたよ
私の方は大丈夫。どうか、船が停泊するまでだけでもいい
どうか、ティッキィの支えになってやって欲しい。私では力不足なんだ。……彼女と同じように、あの二人の身を案じていたキミだからこその頼みだ。ほんとうに、すまない
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天晴へ
[てるてる坊主と、笑顔を浮かべる皆のイラストが描かれている]
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天明へ
テンメイ、君の持つ知識の数々。そしてそれを活かし、神崎君と共に拠点やその周辺の開拓。インフラ整備には酷く助けられた。君達のお陰で、この島に流れ着いた皆、ほとんど過不足生活することができたと思っている
そして、キミとエポラのお陰で。王子君を乗船させることができた。私には出来ないことだった。本当に、ありがとう
…余計なお世話かもしれないが。君のこれからに、幸があらんことを願わせてもらうよ。テンメイ
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空奈へ
クーナちゃん。君のその元気さ。周りを惹き込んで重い空気を明るく変える力。どれも、私には出来ない事だった。感謝と同時に、敬意を払わせてもらうよ。
君のその明るさや元気さがあったからこそ、シマの皆もつられて明るく過ごすことができたと想思っている
これからも、元気に過ごしていってほしい。最も、君は言われずともだろうけども
───追伸。アレルギー症状を抑える薬とその製法を同封しておいた。食前に服用するように
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エポラへ
エポラ、君のノリの良さ。日々の食料調達。皆で賑やかに過ごす日々。誰もが、君に助けられたよ
嵐の時は、強い言葉を吐いてすまなかった。こんな文面でしか言えないのは、もう、笑ってくれ
そして、テンメイくんと共に王子君を乗船させてくれた事も。私にはできなかった。君たちだからこそ出来たんだ。本当に、ありがとう。
これからの君にも、幸が多からんことを願わせてもらうよ。……ところで、エレガント太郎って…?
───追伸。君の姿が船上で見つからなかったため、鮮やかな花ト共に瓶に詰めて流す。君のもとにたどり着くことを信じるよ
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ヒスイへ
[ニコちゃんマークと、大きな花丸が描かれている]
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ティッキィへ
まずはティッキィ。キミを、私と同じような道へと引きずり込んでしまった事を深く謝罪する
そしてそのうえで、"これから"に向けて2つの道筋を示させてもらう。余計なお世話だと、不愉快だと思えば容赦なく破り捨てて欲しい
"これから"………つまりは、あの子達に関してどうするか、という事だ
まずは1つ。すべて忘れるよう務める
あの子達の事を忘れ、医療技術を忘れ、シマで起きた事を全て忘れて、元の世界に戻って暮らす。
記憶処理の機械も探せばある筈だろう。少なくとも、思い悩むことは無くなる。
……2つ目は、全て覚えたまま、あの二人が居たということを抱えて生きていく
こっちの方は、精神にクる。が、二度と同じ過ちを犯さないという覚悟もする必要がある
……………私個人としては、1の方を勧めたい
そうすればキミは、シマに流される前の。シマに流されたばかりの頃の。私のせいでキミという在り方を狂わせてしまう前の、ティッキィに戻れるんだから
………悔いのないように考えてほしい。それから、この手紙も処分すること。
そして、最後のお願いだ
───キミは、私のようにはなるな
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───ロン、君は聡い子だ。
この"聡い"は知能の意味じゃない。何が必要か、何を作れるか、何が不足しているか。そういった判断力の意味合いだ。
火、斧、釣り竿。灯台、花火、料理──星。
君の作ってきたものに助けられた人がいる事は覚えていてほしい
──どうか、これからの君の人生に幸多からんことを
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神崎へ
神崎君には色々と迷惑をかけちゃったね。余計な心労を増やして済まないと思ってる
拠点をより良くする計画、君の案から始まったんだね。君のお陰で、無人島とは思えない程の生活を送ることが出来た。衛生面にも気を配っていて、あの時は本当に脱帽したよ
……キミがニシュちゃんとどうしたいかは、私にはわからない。けれど、二人が納得する結末に到れることを祈らせてもらうよ
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葉山へ
葉山くん、君の明るさやノリの良さには皆が救われていたよ
それに、書き置きに書かれてた木こりマンの絵。アレ、私少し気に入ってた。毎回ちょっとした変化もあったし、最後の日には布集めマンに変化してたのも、ね?
どうか、キミが元いた世界に戻っても。この島と同じように、一緒に過ごす子たちと笑い合ってて欲しい
───追伸。乗り物酔いに効く薬を同封しておいた。あまりにも酷い場合は服用してしっかりと休むこと。………お大事に。
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王子へ
まず、はじめに一つ。あの時、拠点から離れていく君の姿がノイズのようにブレるのを見たとき。私は『君のことを助けられない』と思っていた。だからこそ、エポラやテンメイが君のことを担いで船に飛び込んできた時、率直に驚いたと同時、自分の事をますます嫌いになったよ
気を悪くしないでほしい。責めるつもりはない、ただ、一つだけ言わせてほしいことがある
あの子の事だ。あの子に何も言わず消えようとしたことだけは、強く責めさせてもらうよ
君という存在が何時まで保つか、私には分からない。だからこそ、しっかりあの子と話し、どうするかを言い聞かせてやってくれ
あの子にとって、君は『パパ』なんだから
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ヒナタへ
ヒナタちゃん、君にも沢山心配をかけさせた。本当にすまないと思ってる
キミが皆のために作った料理や、手荷物がいるかもしれないという懸念の気づき。そういった洞察力に酷く助けられたよ
私の方は大丈夫。どうか、船が停泊するまでだけでもいい
どうか、ティッキィの支えになってやって欲しい。私では力不足なんだ。……彼女と同じように、あの二人の身を案じていたキミだからこその頼みだ。ほんとうに、すまない
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天晴へ
[てるてる坊主と、笑顔を浮かべる皆のイラストが描かれている]
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天明へ
テンメイ、君の持つ知識の数々。そしてそれを活かし、神崎君と共に拠点やその周辺の開拓。インフラ整備には酷く助けられた。君達のお陰で、この島に流れ着いた皆、ほとんど過不足生活することができたと思っている
そして、キミとエポラのお陰で。王子君を乗船させることができた。私には出来ないことだった。本当に、ありがとう
…余計なお世話かもしれないが。君のこれからに、幸があらんことを願わせてもらうよ。テンメイ
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空奈へ
クーナちゃん。君のその元気さ。周りを惹き込んで重い空気を明るく変える力。どれも、私には出来ない事だった。感謝と同時に、敬意を払わせてもらうよ。
君のその明るさや元気さがあったからこそ、シマの皆もつられて明るく過ごすことができたと想思っている
これからも、元気に過ごしていってほしい。最も、君は言われずともだろうけども
───追伸。アレルギー症状を抑える薬とその製法を同封しておいた。食前に服用するように
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エポラへ
エポラ、君のノリの良さ。日々の食料調達。皆で賑やかに過ごす日々。誰もが、君に助けられたよ
嵐の時は、強い言葉を吐いてすまなかった。こんな文面でしか言えないのは、もう、笑ってくれ
そして、テンメイくんと共に王子君を乗船させてくれた事も。私にはできなかった。君たちだからこそ出来たんだ。本当に、ありがとう。
これからの君にも、幸が多からんことを願わせてもらうよ。……ところで、エレガント太郎って…?
───追伸。君の姿が船上で見つからなかったため、鮮やかな花ト共に瓶に詰めて流す。君のもとにたどり着くことを信じるよ
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ヒスイへ
[ニコちゃんマークと、大きな花丸が描かれている]
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ティッキィへ
まずはティッキィ。キミを、私と同じような道へと引きずり込んでしまった事を深く謝罪する
そしてそのうえで、"これから"に向けて2つの道筋を示させてもらう。余計なお世話だと、不愉快だと思えば容赦なく破り捨てて欲しい
"これから"………つまりは、あの子達に関してどうするか、という事だ
まずは1つ。すべて忘れるよう務める
あの子達の事を忘れ、医療技術を忘れ、シマで起きた事を全て忘れて、元の世界に戻って暮らす。
記憶処理の機械も探せばある筈だろう。少なくとも、思い悩むことは無くなる。
……2つ目は、全て覚えたまま、あの二人が居たということを抱えて生きていく
こっちの方は、精神にクる。が、二度と同じ過ちを犯さないという覚悟もする必要がある
……………私個人としては、1の方を勧めたい
そうすればキミは、シマに流される前の。シマに流されたばかりの頃の。私のせいでキミという在り方を狂わせてしまう前の、ティッキィに戻れるんだから
………悔いのないように考えてほしい。それから、この手紙も処分すること。
そして、最後のお願いだ
───キミは、私のようにはなるな
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