─夢の話をしている。
終末兵器の中に偶発的、瞬間的に取り込まれた終末兵器も。
また瞬きの夢を見ているのだ。
彼が夢を見ているのなら──
◇ ◇ ◇
極彩色の庭園の色が見れているのです。
あちらは紅の色の花。
あちらは瑠璃色をしていて。
あちらはひまわりの色と、若葉の色に、輝いているのです。
はろー、はろー、はろーわーるど。
![]()
…
きっと、届いているのでしょう。
届かなかった私の声。
交信する先のいなかった私の声を、あなたはきっとキャッチして、コネクトをしてくれているのです。
今ひとときの、あくびをすれば消えてしまう様な一瞬で。
きっと数秒、物思いに落ちたら、溶けてしまう様な、私の心のせかいなのでしょうが。
![]()
![]()
花冠を作る手を止めています。
くしゃくしゃの花冠、もう上達することもないのです。
外側に物思いをして、その重たいまぶたを下ろしました。
一瞬の輝き。
星を本当に滅ぼすその瞬間の海を、切り取って。
海洋世界は取り入れているのです。
私を。
私の星を。
![]()
座りながら、天井を眺める様に、首を上へと向けました。
天井を見たところで、何か見えるわけではありません。
それどころが、急な、眠気の様な重さが襲ってきて、気を失ってしまうのです。
ですから、私は気を失いかけています。
手から滑り落ちた紅茶のカップが割れるのも。
食べかけのクレープにもったいないと思うのも。
読みかけの英雄譚を惜しく思うのも。
しあわせがあるよう願われたことも。
全を惜しく思ったところで、終わった話。
彼とてまた、終わった話なのでしょう。
![]()
![]()
」
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()

──なんて、戯言にしか、わたくしがはなすのはならないかしら。
私は、愛されていましたもの。
少女は意識を手放している。
これもまた、夢の話をしている。
彼女は、もういないのだから。
終末兵器の中に偶発的、瞬間的に取り込まれた終末兵器も。
また瞬きの夢を見ているのだ。
彼が夢を見ているのなら──
◇ ◇ ◇
極彩色の庭園の色が見れているのです。
あちらは紅の色の花。
あちらは瑠璃色をしていて。
あちらはひまわりの色と、若葉の色に、輝いているのです。
はろー、はろー、はろーわーるど。
「私の声は届いていますか?」
…
きっと、届いているのでしょう。
届かなかった私の声。
交信する先のいなかった私の声を、あなたはきっとキャッチして、コネクトをしてくれているのです。
今ひとときの、あくびをすれば消えてしまう様な一瞬で。
きっと数秒、物思いに落ちたら、溶けてしまう様な、私の心のせかいなのでしょうが。
「………」
「…あなたにも、きっと心があるのです」
花冠を作る手を止めています。
くしゃくしゃの花冠、もう上達することもないのです。
外側に物思いをして、その重たいまぶたを下ろしました。
一瞬の輝き。
星を本当に滅ぼすその瞬間の海を、切り取って。
海洋世界は取り入れているのです。
私を。
私の星を。
「…………」
座りながら、天井を眺める様に、首を上へと向けました。
天井を見たところで、何か見えるわけではありません。
それどころが、急な、眠気の様な重さが襲ってきて、気を失ってしまうのです。
ですから、私は気を失いかけています。
手から滑り落ちた紅茶のカップが割れるのも。
食べかけのクレープにもったいないと思うのも。
読みかけの英雄譚を惜しく思うのも。
しあわせがあるよう願われたことも。
全を惜しく思ったところで、終わった話。
彼とてまた、終わった話なのでしょう。
「………」
「……本当に私一人で星を滅ぼせたのか、それはさっぱり分からずにいます」
「先に星を半分滅ぼしたあなたがいたから、私は無事、終末の知らせを届けられたのではないのでしょうか
「……」
「私ってドジですの。頭もずーっと悪くて、だから落とす星を勘違いしてしまっていますの」
「お兄様は落っこちてきただけですもの!ミッション、間違えていなかったのですわ」
「……たくさんの願いを受け取って、打ち上がっていますの」
「………」
「…わたくしには、わからないのですけれど」
「期待をいっぱいに背負って、いっぱいに考えたけれど、落っこちて」

「希望を受け取った人からは、無責任に責められて、きっと、ずっと怒っていたのかしら」
──なんて、戯言にしか、わたくしがはなすのはならないかしら。
私は、愛されていましたもの。
少女は意識を手放している。
これもまた、夢の話をしている。
彼女は、もういないのだから。