2023/7/16(日)の記録
これは、実に不可思議な体験だった。
長くもあり、短くもある1週間の冒険譚であり、
或いは全て、夢幻だったのかもしれなかった。

「絶海領域……非論理的だな。
けれども、確かに。……うむ、この旅路には不可解が多すぎた」
船体が波を切る。
日光が水面に反射して燦爛と煌めく。
……
「っていうか、あの阿笠博士風のおっさん誰だよ。
絶対アイツが黒幕だろ」

「それを、そのまま受け取るのは癪なんだが……
まあ、科学の申し子 てくのが言うんだから海路に間違いはねえ。
私は、ただ流れるままに付き従うだけよ」
……やがて、船は境界線に触れるだろう。
異界と現世を繋ぐ境界線である。
「……とりあえず、まあ」

「Quem ri por último ri melhor.」
─────── 長曾我部・リンカーン・朝海の章 終焉