Eno.757 天沢託都

とある日記

マリーさん、ガマノアさん、ルナさん、すももさん、クウゴさん、もみじさん、翡翠さん、泡沫さん。

今回、ボクと一緒に、あの島に遭難した方々。

とりあえずマリーさんがいかだで脱出したいチャレンジャーのは分かったけど諦めてほしい。
せっかく安全な船に乗って、それぞれの場所へ帰ろうとしているのだから、そんなしょうもない理由いかだで漕ぎ出した事による事故で万が一死んだら元も子もない……。

もみじさんは本当に良かった。間に合って、生き延びる事ができて。
マリーさんが気付いていなかったらと思うと……うん、考えたくない。

ガマノアさんは日光が苦手らしく、そういえば最初の日、足早に森の方へ行った事を思い出した。
結局昼の間はほとんど姿を見れなかったけど、あの夜、女顔で気にしていたボクに美丈夫と言ってくれたのは……嬉しいな。

そうだ、クウゴさんにも顔を褒められたな。あのひと、凄くエンターテイナーに向いてそう。
他のひとたちもそうだけど、遭難した事をあまり深刻に考えてなかったように見える。

そのおかげでボクも、前回よりもずっと余裕を持って、一週間を過ごせたと思う。
いや、その前回があった事で、今回の状況に最初から慣れてしまっていたのもあると思う。
とはいえ、環境が大きく違っていたから、ある意味ではまた新鮮なサバイバルだった。

サングラスは壊れてしまったので、新しいものを新調する必要があるけど、もう今までのようにずっと掛けているのはやめようと思う。
ギャンブラーを目指していて、それっぽいという理由で、女顔を少しでも隠そうと思って、でももう、そうする必要も無くなったから。
それに、財布とスマートフォンは奇跡的に無事だったので、得られたモノの方が多いのはありがたい。
買い直しもそうだし設定し直しも大変だから……耐水性の高いスマートフォンに買い替えて良かった。
何かと不運に巻き込まれがちだけど、最後に貰った不思議な御守りは大事に持っていようと思う。

そうしてボクは、壊れたサングラスを飾る場所を考えていた。
確か前回は、ダイヤモンドリングを持って帰ったはずだから、その隣にでも置いておこうかな。