Eno.779 クロタネ

おもいでやさんになりたいです。

バイパーにはいっぱいお礼言いたいな。
笑って、絶対泣かないって思ってたのに。
ちょっぴり泣いちゃった。

だけど。だけど。すっごく嬉しかった。



もし。もしもの。弱音だけど。

元に戻れなくてさ、ちょっとずつ、自分の家族のことだとか、
元々の藤見崎鉄が持っていた、思い出とか。そういうの忘れちゃってもさ。

家族はこういうあたたかさだったとか。
お父さんの背はあんなふうだったのかも、とか。
お母さんのやさしさは、あんなふうだったとか。

きっと、皆を思い出してはそう感じるのかもなって思っちゃった。
勿論。人に戻るつもりだし、皆の事はあたりまえだけど、
家族の事もわすれたくはないからさ。

こうして、毎日日記をつけるのかも。

オレが勝手に思ってただけだけど。
少しの間、家族のように接してくれて、友達としてくれて有難う。
これから、再会したときもまた同じようにあれれば。





オレ。大きくなるよ。それから、バイパーとの約束も必ず守るから。

いっそ、こうぼう?もつのもいいなって。
立派な作品を生み出せる、そんな人になる。絶対!

オレは、家族や親戚のような、すごい芸術はできなくても。
皆を笑顔にするような、優しい作品を生み出したいからさ。

誰かの思い出に残る、『思い出やさん』みたいなさ。
心に残る、いろんな形の作品。
必ずつくるよ。


やくそく。
ちかい。

頑張ろう。これからも。

かえろ、学校に




お揃いのを着て、帰り道。
きっと、たったか走って行くのだろう。