Eno.248 山田景

山田のこと

とある島国の、南の端。
山田の一族はそこの領主に古くより従っていた。
剣として盾として一族に忠誠を尽くし。
景もまたそうであった。


衣服に付けたその紋を抱いて。
今日も景は主に尽くす為に、帰途へと付く。

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「なあ、あいつは命令を果たして、なにか変えてくると思うか?」
「どうでしょう、やはり彼女には難しいのでは?」
「いや俺の見立てによると、化けてくるかも、な?」

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その胸に、「やりとげた」という確かな自信を秘めて。