Eno.318 ミュステ

???

―――某所にて。
二人の男が話し合っている。


???
「……計画の進捗はどうだ?」


???
「……芳しくはありませんな……
 データも少なく……統一的な傾向は未だ……」


???
「『光』……
 未だ掴み所がない……だが……」


???
「……例の死茸族の少年を、我々のもとに置くべきでしょうかな?
 彼の親代わりだったという男のことも、『先方』にたずねれば……」


???
「やめておけ。
 思い通りに動くものではないのだ……メーク・マークという男はな。
 あるいは、サッコ・ベノももはやそうなのかもしれん……」


???
「ふぅむ……」


その時、部屋に備え付けられた電話が鳴った。
片方の男は一言断り、受話器を取る。


???
「私だ。

 ……なんだと? それは本当か?
 ……ああ。なるほど。イタズラ……であるはずもなかろうな……

 わかった、15分待て。そちらへ向かう。
 では」


男は電話を置く。

???
「……事態は動くぞ。
 『向こう』から、干渉があった」


???
「ほおう……?」


???
「ひとまず確認に向かう。追ってこの件は話し合うとしよう。
 失礼する」


男が部屋の出入り口のドアに手をかけたその時、もう片方の男が呼び止める。

???
「すまないが、最後に一つ。
 ……さっきザグザ・ジッグが放り込まれてきたのだが、どうしますかな?」


出ていこうとする男は、振り向かないまま返事をした。

???
「……奴らも懲りんな。
 まあいい。『先方』に送り返しておいてくれ。では」


男は改めて、部屋を後にした。

〜 To be continued 〜