RECORD

Eno.147 <白梟>の記録

愛娘

最近可愛らしい家族が出来た。
…と、姉上が聞いたら驚くのだろうな。

まだ10代頃の、幼子。
けれど見目の割にしっかりしているし、
思慮深い良い子だ。
本当に。私が父親で良いのか。
良い父親になれているだろうか。
正解は解らない。不正解でないと良いのだが。

ただの憐憫だった。
幼い子が野宿など、例え慣れていようが
あってはならないことだと考えたから。
あまりに可哀想だと思ってしまったから。
だから、私の借りている宿部屋を使うかと聞いたのだ。
どうせ夜は外に居る。
それなら、彼女に部屋を使ってもらった方が良い。
この体質特性を初めて良いものだと思った。
今までは一度もそんな事思わなかったのに。

孤独の寂しさも、悲しみも、苦しさも、痛い程よく知っている。
放っておけなかった。それだけの話。

花のように可愛らしい娘。
お前が今後も幸福で在る事を───