RECORD

Eno.58 ミオリッツァの記録

――日記その9

夢を見た。

奴の顔を見た。

ひたすらに槌を振り続ける奴の顔を。

生命の創造主、あの世界で唯一の神の顔を。

これほどにまで忘れたいのに、鮮明に。

ただ、それだけのことだというのに、


「酷く、不愉快・・・だ……」




酒を飲もう、と思った。

いつもそうしているように。

美味い飯もあれば、きっと忘れられるはず。

きっと、きっと、きっと……いつかは、忘れられるはずだ。