RECORD

Eno.220 モルドの記録

二人の時間 7

「えぇと…、あの武器のマスターさんは最初にこう来て…。
 このマスターさんは、最後にとっておきを出す感じで…」

「何を書いているの?」

「これ? 武器のマスターさんに連続で挑む闘技があって、
 お手合わせで覚えたことのね、メモをつけてるんです」

「へぇ、いろいろあるのねぇ」

「勝ち進めるほど賞金が多くもらえるから、
 少しずつでも、挑戦してみようかなって」

「ふふ。頑張ってね」

「うん。がんばるよ~」

「じゃあ、応援に……血はいる?」

「げほっ……な、なんでそうなるの」

「あなたのために何かしたくて……」

「それならお茶! お茶がほしいです…」

「そうね、お茶も淹れましょう。血は?」

「ヒィン、圧が強いよぉ……」

「だって相手がおいしいと思うものをあげたいじゃない」

「あ、ありがとう。でも、たまにで充分だから、ね……?」

「しょうがないわね、また今度。今はお茶を淹れてくるわ」

「お願いします……」


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女の子(お嬢様時代)
不安定な心の拠り所として男に血ィ飲めオラッしてた。

女の子(いま)
晴れやかな純然たる親切心で血ィ飲めオラッしてくる。