RECORD

Eno.18 マネス・ミダスの記録

■■

「ノヌムルア、大きくなったわね」

「私はちょっと心配」

「いいえ、貴方が欲しいものを取るのは別に構わない」

「貴方はそういう人だし」

「私はそれを理解してて、貴方の傍に来たから」

「貴方の悪逆も、欲望も、良く知っています」

「……だからこそ、私が死んだあとは、ノヌムルアの事は、頼みます」

「それから、貴方は貴方のままでいいけど」

「■、もっと見えるようにしておくといい」

「それだけ」








――久しぶりに、夢を見た。

「あの、女」

滲み出る言葉、覇気はない。