RECORD

Eno.50 Liber·O·Igreedの記録

「ゴホッ オェ ゲエ……」


 ようやく立ち上がれるようになって、真っ先に行ったのはトイレになってしまった。

「は……は………はあ………」


 石化抑制剤は気持ちよくなれる薬ではないのだろうなと、強く思った。
 そもそも、ソレが出来たら供給が追いつかなくなるだろうし、それでいいのかもしれない。

 人を頼る。
 助けを呼ぶ。

 今ならソレが出来るのだろうが。

「………」


 自分で過剰量の注射を打ってこのザマです、と言えるか?

 無理。恥どころではない。

 水分だけは飲んで、良くなるのを待つしか無い。
 空腹も、人よりは耐えられる方だ。

 もはや寝れないのにベッドに寝転がって、茫然と天井を見る。

 それしかできない。