RECORD
Eno.18 マネス・ミダスの記録
■■■■■
「なるほど、もう■が助からないと」
報告する。
それは揺るがない事実であるがゆえに。
己の身を震わせながら、目の前の最恐の不死者に。
「私にとってはどうでも良い事です」
淡々と言葉が返ってくる。
「あれは別に望んで■にしたわけではない」
「あれが、たまたま私に助けられたうえで、
しつこく迫ってきたから、そうしただけの事です」
淡々と――いや、少しだけ、熱の入った言葉が返ってくる。
「……その結果、ノヌムルアが生まれましたが。
それも、愛情からではない」
「アレの立場をはっきりさせるには、そうしておいた方がいいからそうしただけの事です」
「見たでしょう? さんざん私に罵倒を飛ばすうえに、
嘲るアレを」
投げかける声の調子は変わらない。
強さだけが変わっている。
「だから、私は最後に処刑として、そうするまでの事です」
「妖魔の王の病に負けて死ぬなど、私が許さない」
「アレは私が殺す事で、私の不興を買ったとして処理します」
「構いませんね」
声が、震えている。
「貴方はここで喋った事を一生黙っておくように」
「……どうせ一部はそれを知るでしょうから、そこは見逃しますがね」
「さ、行きなさい」
明確に、震えている。
「……行きなさい」
「行ってくれ」
返す言葉は、無かった。
報告する。
それは揺るがない事実であるがゆえに。
己の身を震わせながら、目の前の最恐の不死者に。
「私にとってはどうでも良い事です」
淡々と言葉が返ってくる。
「あれは別に望んで■にしたわけではない」
「あれが、たまたま私に助けられたうえで、
しつこく迫ってきたから、そうしただけの事です」
淡々と――いや、少しだけ、熱の入った言葉が返ってくる。
「……その結果、ノヌムルアが生まれましたが。
それも、愛情からではない」
「アレの立場をはっきりさせるには、そうしておいた方がいいからそうしただけの事です」
「見たでしょう? さんざん私に罵倒を飛ばすうえに、
嘲るアレを」
投げかける声の調子は変わらない。
強さだけが変わっている。
「だから、私は最後に処刑として、そうするまでの事です」
「妖魔の王の病に負けて死ぬなど、私が許さない」
「アレは私が殺す事で、私の不興を買ったとして処理します」
「構いませんね」
声が、震えている。
「貴方はここで喋った事を一生黙っておくように」
「……どうせ一部はそれを知るでしょうから、そこは見逃しますがね」
「さ、行きなさい」
明確に、震えている。
「……行きなさい」
「行ってくれ」
返す言葉は、無かった。