RECORD
Eno.367 フィリア・バルナルスの記録
日記23
―― 恋愛に関することで、どこまでがダメなのかを考えてみる。
まず分かりやすかった、恋仲だからこその行為。
考えるだけで無理。吐く。というか吐いた。
アヤトをびっくりさせてしまったな、と思いつつも、この醜態を晒しておけば二度目はないだろう。
流石にそこまで察しが悪い人間ではないと信じる。
でも察しが悪くないと、自分がテンタティブのことを恋愛的に好きではないと察されるので、悪いくらいがちょうどいいかも。
考えるだけで無理なので、自分から行えば平気とかそういう話でもない。
向こうは察してくれているのであまり問題はない。
むしろ周囲から振ってきた話で自分が取り乱すことが大問題すぎる。
揶揄いのつもりが揶揄いで済まなかった、は本当に気まずくなるのでどうにかしたい。

次。手を握ったり、抱きしめたりは大丈夫。ただしいきなり来て平気かどうかは自信がない。
多分前者は平気だけど後者はよくて殴る。悪くて喚き散らして暴れる。
自分から行う分は問題ない。
苦手な理由を考えても、『される』ことに強い抵抗があることも納得がいく。
この辺りも多分、察してくれていると思う。
いつも受動的で、待っていてくれる。自分から触れてくることはない。
正直物凄く助かっている。あいつ俺の扱い上手すぎか?

次。好きだと告げられること。
……正直、状況による。基本的には嫌悪感は沸くけど、嬉しい感情の方が強い。
……と、思う。分からん……自信ない……前告白受けたときは嫌悪感はあったけど嬉しかったし……
愛されることが怖いわけではない。
裏切られたことこそあれど、自分の人生の中で好意的な感情はよく受け取ってきたし、全ての人間が掌を返すわけではないことも知っている。
あぁでも、脳裏にちらつく失望の顔はどうにかしたいな。
今はもう殆ど疑っていないのだけれども。
愛されていたことに疑いを持たなかった人間から、掌返しを受けた事実があるものだから。

……昨日、酒場で盛り上がった。
人は恋を見て盛り上がる。なんだかんだ皆好きな話題だ。
テンタティブには悪いことをしたな、とはちょっとだけ思うけれど。
そうして盛り上がって、誰でもない自分を本気にさせられたら。
色恋沙汰に浮かれる酒場の中で。
当事者である自分の心臓の鼓動は、寂しくなるくらいに穏やかなものだった。
まず分かりやすかった、恋仲だからこその行為。
考えるだけで無理。吐く。というか吐いた。
アヤトをびっくりさせてしまったな、と思いつつも、この醜態を晒しておけば二度目はないだろう。
流石にそこまで察しが悪い人間ではないと信じる。
でも察しが悪くないと、自分がテンタティブのことを恋愛的に好きではないと察されるので、悪いくらいがちょうどいいかも。
考えるだけで無理なので、自分から行えば平気とかそういう話でもない。
向こうは察してくれているのであまり問題はない。
むしろ周囲から振ってきた話で自分が取り乱すことが大問題すぎる。
揶揄いのつもりが揶揄いで済まなかった、は本当に気まずくなるのでどうにかしたい。

「どうにもならねぇから困ってんだよ」
次。手を握ったり、抱きしめたりは大丈夫。ただしいきなり来て平気かどうかは自信がない。
多分前者は平気だけど後者はよくて殴る。悪くて喚き散らして暴れる。
自分から行う分は問題ない。
苦手な理由を考えても、『される』ことに強い抵抗があることも納得がいく。
この辺りも多分、察してくれていると思う。
いつも受動的で、待っていてくれる。自分から触れてくることはない。
正直物凄く助かっている。あいつ俺の扱い上手すぎか?

「だからあいつ俺のこと好きすぎるんだよ」
次。好きだと告げられること。
……正直、状況による。基本的には嫌悪感は沸くけど、嬉しい感情の方が強い。
……と、思う。分からん……自信ない……前告白受けたときは嫌悪感はあったけど嬉しかったし……
愛されることが怖いわけではない。
裏切られたことこそあれど、自分の人生の中で好意的な感情はよく受け取ってきたし、全ての人間が掌を返すわけではないことも知っている。
あぁでも、脳裏にちらつく失望の顔はどうにかしたいな。
今はもう殆ど疑っていないのだけれども。
愛されていたことに疑いを持たなかった人間から、掌返しを受けた事実があるものだから。

「本当にここに関してはなんっっっも分かんねぇ」
……昨日、酒場で盛り上がった。
人は恋を見て盛り上がる。なんだかんだ皆好きな話題だ。
テンタティブには悪いことをしたな、とはちょっとだけ思うけれど。
そうして盛り上がって、誰でもない自分を本気にさせられたら。
色恋沙汰に浮かれる酒場の中で。
当事者である自分の心臓の鼓動は、寂しくなるくらいに穏やかなものだった。