RECORD

Eno.330 ユラカイト・イチヤの記録

別世界の闇にて








……あぁ、迂闊であった。






まだ神歌の力が残っていたか。



人類に仇なすを斃すために手にしたのだが……



その力を祓い切ることができずに暴走したか……




















すまない…知一……




















俺は……蒼狼のクソッタレ共に裏切られたみたいだ……






























水浅葱…もといユラカイト・イチヤは、暗闇の中で目を覚ます。

しかし完全な暗闇ではなく、禍々しい植物が生え、その果実から神々しい光を放っている。

他にも、木の根を彷彿とさせる柱が空から垂れ下がっているのも見える。






__ここはまさか、ラムロンに聳え立つ山の最果てにある“カタス”なのか。



…あやつら……