RECORD

Eno.330 ユラカイト・イチヤの記録

海にて 2









……畜生が、またここに来ちまった。






頭の中でまた声が響いてやがる。






足が、勝手に動く。






ダメだ、行くな。行くんじゃない。




















助けてくれ……皆………




















足首まで水が触れたところで、意識がはっきりとして逃げ出す。






怖い、何もかもが怖い。






特に、海が怖い。






こいつらがいなくなるまで、海に居るのは許されないのか。





















俺は、どうすることもできないのか…………?