RECORD

Eno.116  の記録

残穢

痛い。

痛い。痛い。

体が痛い。指一本動かすことすら耐えられない。
呼吸すら筆舌に尽くし難い。心臓の鼓動さえ拷問のよう。
衣服が擦れるだけで声にならない悲鳴が上がる。そうして喉の奥もまるで焼け爛れたかのように錯覚する。

生まれた時から私は地獄の中にいた。
己を苛む原因不明の病。動き全てに痛みが付き纏う。
気絶することも許されない。直ぐに別の痛みで目が覚める。

生きているとは言えないだろう。
死んだ方がましだと何度思ったことか。

もう嫌だ、もう嫌だと、生まれてから神様に懇願しなかった日は一度たりともなかった。けれど神様は応えてくれなかった。

そんな私の人生は十四年も続いた。続いてしまっていた。










誰か、助けて。













「可哀想に」