RECORD
Eno.18 マネス・ミダスの記録
考える。
己との自問自答を繰り返す。
何故、どうして。
己の欲望は、何処から来ているのか。
そして、思い出す。
「怪物よ」
「妖魔を殴り殺すなんて、人間じゃねえ」
「お前も、妖魔との子なんじゃないか」
「其方は英雄の素質がある」
「我には分かる。 ……我の旅には連れてはいけぬが、
其方の幸運を祈らせてくれ」
「その虚無を使命で埋めてやろう。
……お前には、価値がある。
怪物ではなく、我の不死者として」
掛かる言葉。
己の役割はなんであったか、
己が求めるものは何であったか。
金の不死者に選ばれ、傭兵団を預けられ、
奪い、叩きのめし、蹂躙した。
強欲となり、欲しいと望んだものは手に入れてきた。
だが。
満たされず。
満たされず。
考える。
考える。
深い海に沈み込むように。
水に流されるままに。
「貴方、変な人。
いいよ、私がついて行ってあげる」
「父上! どうしたら、父上のように強くなれますか?」
満たされて。
考える。
考える。
考える。
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考えたその先で、ようやく理解に至る。
くだらぬ、あまりにも矮小で単純な答え。
私は、たた誰かに◻️して、愛して欲しかったのだ。
底
考える。
己との自問自答を繰り返す。
何故、どうして。
己の欲望は、何処から来ているのか。
そして、思い出す。
「怪物よ」
「妖魔を殴り殺すなんて、人間じゃねえ」
「お前も、妖魔との子なんじゃないか」
「其方は英雄の素質がある」
「我には分かる。 ……我の旅には連れてはいけぬが、
其方の幸運を祈らせてくれ」
「その虚無を使命で埋めてやろう。
……お前には、価値がある。
怪物ではなく、我の不死者として」
掛かる言葉。
己の役割はなんであったか、
己が求めるものは何であったか。
金の不死者に選ばれ、傭兵団を預けられ、
奪い、叩きのめし、蹂躙した。
強欲となり、欲しいと望んだものは手に入れてきた。
だが。
満たされず。
満たされず。
考える。
考える。
深い海に沈み込むように。
水に流されるままに。
「貴方、変な人。
いいよ、私がついて行ってあげる」
「父上! どうしたら、父上のように強くなれますか?」
満たされて。
考える。
考える。
考える。
『思考しなさい。
貴方の原初が何であるか。知らずとは言わせません』
『貴方という人間の根底を思い返しなさい』
考えたその先で、ようやく理解に至る。
くだらぬ、あまりにも矮小で単純な答え。
私は、たた誰かに◻️して、愛して欲しかったのだ。