RECORD
Eno.58 ミオリッツァの記録
格言集のようなものも読んでいると面白いが、凝り性でついついその格言を語った主のことまで調べ出してしまう。
酷いときはこれの引用元が小説であったりするときで、格言一つのためにオレは度々小説を一本読んでしまう。
あるいは、その格言を遺した主の著作のすべてを。
しかし、本当に面白いことに、そこまでして真意などと言うものは全く分からないのだ。
何を語ったか、何を考えた故に語ったかなどは、当人しか知りようがなく、当人の記憶の持ちようによってはその真意などは変化する。
嘘ではないが、正しくはない語りが、真意であると文字に残されることもままある。
これほど面白く、はた迷惑なことはない。
面倒だな、と思うこともありはするが、それでも楽しいのだから困ったものだ。
面倒くさいのと分かり切っていることなのに、頁を捲る手は止まらず、本を投げ出すこともない。
本は、文章は、面倒くさいが楽しいものだ。
道楽日記その17
格言集のようなものも読んでいると面白いが、凝り性でついついその格言を語った主のことまで調べ出してしまう。
酷いときはこれの引用元が小説であったりするときで、格言一つのためにオレは度々小説を一本読んでしまう。
あるいは、その格言を遺した主の著作のすべてを。
しかし、本当に面白いことに、そこまでして真意などと言うものは全く分からないのだ。
何を語ったか、何を考えた故に語ったかなどは、当人しか知りようがなく、当人の記憶の持ちようによってはその真意などは変化する。
嘘ではないが、正しくはない語りが、真意であると文字に残されることもままある。
これほど面白く、はた迷惑なことはない。
面倒だな、と思うこともありはするが、それでも楽しいのだから困ったものだ。
面倒くさいのと分かり切っていることなのに、頁を捲る手は止まらず、本を投げ出すこともない。
本は、文章は、面倒くさいが楽しいものだ。