RECORD

Eno.330 ユラカイト・イチヤの記録

別世界の闇にて 4








「…お、噛ませ犬ことヤマタではないか。
 久しい…のうっ!」














目の前にいた赤ずきんの狼を拳で破裂した時に、男は奥へと声をかけた。






……奥から、7つの首を持った龍が現れる。












「……ここへ連れても尚その気立てですか。
 何ともおかしな人間だこと」














男を嘲るように、ヤマタと呼ばれた龍が云う。






「昔からその調子では、弟子のためにならないではないか?
 あなたのような者が英雄だなんて、たかが知れているでしょうし……
 神を斃したといった法螺を吹く…バァッ!?














…ヤマタが、古壁へと打ちつけられた。






その状況に理解が追いついていないようだ。












「…あんたの長話に付き合ってる暇はねぇんだ」



「……Vagktes Irlugamdao潔く散れや














片手を天に翳せば、超次元の穴が現れる。






そこから一振りの大剣が落ちては男の手に掴まれる。






その大剣は男の腕に委ねられて__






















一つの破裂音。そして物が崩れるような破砕音。






__大地を統べた神と謂れたそれは、無へと還った。